eスポーツ プレイヤー
ゲームタイトル:WINNING ELEVEN
所属:TEAM HYDE
JeSU公認プロライセンスを持つプロプレーヤー。「PES LEAGUE 2019アジア大会」の「COOP部門」で3位に入賞するなど、実力派プレーヤーとしても知られている。アジアeスポーツの頂点を決める「AESF e-Masters 成都 2020」の日本代表選手。3月中旬avex EYEにてインタビューを行いました。
Q1. プレイヤーネームの由来は?
まーさん:
本名の『まさと』からとりました。自分でもなんで「さん」付けたのかなって思いますね(笑)『まーさん』に敬称をつけていただくとまーさんさんになってしまうのでまーさん選手、または、まーさんと呼んでいただければと(笑)
Q2. ウイニングイレブンの魅力を教えてください。
まーさん:
ウイニングイレブン(以下ウイイレ)の魅力は、サッカーのいろいろな部分が忠実に再現されている点です。具体的にはグラフィック、背景、特に選手の外見や動きですね。それと、リアルサッカーを知っていれば戦術に深みが出るところも面白いですし、オリジナルのチームが作れるところも魅力です。メッシとロナウドの共演を演出することもできますし、レジェンド選手が使えるので、ベッカムとか、自分の好きだった選手を使うことができたりします。
Q3. ウイイレを始めたきっかけを教えてください。
まーさん:
幼稚園のころからサッカーをやっていて、サッカーのイメージトレーニングになるので友達とはじめたことがきっかけです。ウイイレは今年で25周年ですが、僕は21年目ですね。1999年のウイイレ4から毎作やって、毎作オリジナルチームを作って遊んでいます。
Q4. プロを目指したきっかけを教えてください。
まーさん:
もともとプロのサッカー選手になりたくてずっとサッカーをやっていました。サッカーを引退した後も趣味でウイイレをやっていて。あくまで趣味の一環だったものが、オンラインモードの登場でちょっと本気になったんですね。サッカーをやっている時から負けず嫌いなところがあって。どうやったら勝てるか研究しながら練習をしっかりやるようになりました。
で、優勝したらプロライセンスが発行されるという大会があると聞いて、リアルサッカーとは違う形でサッカーのプロになれるのではと思ったのがきっかけです。“まさちゅう選手”(匠Festival)と“キュー選手”(Zoo Gaming)の3人でニコニコ超会議の大会で優勝し、ライセンスを取得しました。
Q5. 普段どんな練習をしてますか?
まーさん:
各地にいるプロ選手など、強豪選手とオンラインで練習しています。時間が合わない時は、一人でオンラインのランクマッチで練習をして感覚を鈍らせないようにしています。新しい戦術を試す時は知り合いにフレンドマッチをお願いして、戦績に関係なく戦術の確認を行っています。
最近、配信も積極的に行っていますね。
まーさん:
配信はすごく難しいです。手の内を晒してしまうという面がある一方で、プロとして、ウイイレの戦術や魅力を広めるのは大事な役割だと思っています。
Q6. 日本代表として世界大会への出場が決まっていますが。
まーさん選手はもともと3VS3、3onのCO-OPモードで活躍されている印象ですが。
まーさん:
はい、昨年もCO-OPモードのPES league Asia Regionalファイナルまで行きました。
CO-OPの経験が、ソロでも生きています。CO-OPモードでは3人でプレイするので、ボールを持っている時と、持っていない時の両方の動きが大事です。ソロでは基本的にボールを持っている選手を扱うことになりますが、CO-OPのボールを持ってない時の動きが役に立っています。周りの動きがよく見えるようになって、周囲の動きに反応できるようになりました。ソロで試合をしても、対戦相手から「CO-OPとソロを交えた戦術をとってくるのでやりにくい」と言われます。CO-OPではボールを持つ人、持たない人がランダムで選ばれるので、なかなか難しいですよ。
やはり、CO-OPとソロは別のゲームのようなものですか?
まーさん:
別物ですね。本物のサッカーの戦術に近いプレイができるのが、CO-OPだと思います。例えば、ソロだとポストプレイヤーが勝手に下りてきてしまうのを、CO-OPなら自分達で操作できるので下りずに裏抜けさせることが可能です。AIの限界を超えて操作できるのがCO-OPのメリットですね。3onのほうが「パスもらえるよ、出して」といった感じで密にコミュニケーションをとってプレイするので、よりサッカーに近いモードだと言われています。
Q7. チームに入るきっかけは?
まーさん:
ありがたいことに、いくつかのチームからお声がけをいただいていました。どこにするか迷って、いろんな話を聞いたりもしていて。一番熱心に誘っていただいたのがHYDEさんだったので、それが嬉しくてHYDEさんに決めました。HYDEさんを通じて、D.PROブランドを展開する北埼ダンボール工業さんという地元企業がスポンサーとして応援してくれることになり、とても感謝しています。
地元埼玉ならではのサッカー熱は?
まーさん:
埼玉は大宮アルディージャと浦和レッズがあるサッカーの街なので、リアルサッカーとウイイレを絡めながらやっていきたいと自分では思っています。せっかくサッカーの街なのであれば、国内で盛り上がっている人気タイトルのウイイレとリアルなサッカーと連動して盛り上げたいです。Jリーガーの方でもウイイレをやられている方もいるので、サポーターの皆さんともウイイレで盛り上がりたいです。
ライバルは?
まーさん:
一人だけを上げるのは難しいですね。プロ・アマ関係なく、まわりのプレイヤー全員がライバルだと思っています。でもCO-OPなどで一緒にプレイする選手は、チームの味方です。そうじゃない時は、ウイイレをプレイする周りの選手がライバルだと思っています。
Q8. PLAIDeを使っての感想を聞かせてください。
まーさん:
ずっとPLAIDeを掛けながら練習しているんですけど、掛けている時と掛けていない時では目の疲労が全然違います。もともと眼鏡を掛け慣れていないので違和感はあったのですが、普段から掛けるようにしていると違和感は無くなってきますね。デザインもかっこよくて、ファッションとしてもとても満足しています。ゲームのプレイ中でもそうじゃない時でも掛けられるデザインはありがたいです。SNSにもPLAIDeを掛けて写真載せたりしていますよ。あとは、ヘッドセットを付けてプレイすることも多いんですが、テンプルが薄いのでヘッドセットの締め付けも気にならず、痛くならなくて助かります。デザインはいくつかあるなかで、いろんなファッションに合わせやすい色、好きな形を選びました。この合わせやすさが気に入っています。まわりのプレイヤーからは「ちょうだい」「いいな」と言われました(笑)
Q9. 今後の目標を教えてください。
まーさん:
今は大会が休止中ですが、いつ再開してもいいように調整して、AESF e-Mastersの日本代表として金メダルを獲得したいと思います。ほかにも国体の日程が近いので、予選をしっかり突破できたらと思っています。
AESF e-Mastersの東アジア予選の話を聞かせてください。
まーさん:
東アジア予選は1月にタイのバンコクで開催されました。同じグループには韓国、マカオ、チャイニーズタイペイ、香港が参加しています。この時のルールでは、例えばユベントス対ユベントスのような、同じチームでの対戦はできなかったんですね。で、僕はメインでユベントス、サブでマンチェスターを使っているのですが、2戦目の韓国の選手との試合ではコイントスでユベントスをとられたのが大変でした。2本先取の試合を4戦やって3勝1敗で、負けた試合もPKで2勝されただけだったので、時間内に負けた試合がなかったのは良かったと思います。あとは海外の大会だからと意識しないで、この雰囲気を楽しもうと言い聞かせて挑んだら初戦からいい結果が出ました。そのまま流れに乗れたのは良かった点です。
大会中、日本サーバーでプレイしている韓国の選手や、PES league Asia Regionalで会った選手に声をかけたりと交流を深めてきました。僕と香港の選手がファイナルに進出するのですが、優勝目指して頑張ります。
まーさん:
延期になっている大会がいつ再開されてもいいように練習して、再開された時には優勝して日本に金メダルを持ってきたいです!応援をよろしくお願いします!